6月30日に、京都オーガニックアクション(KOA)は一般社団法人を設立しました。
昨日8月6日に、河原町御池にあります QUESTION(京都信用金庫) にて、設立お披露目会と交流会を開催いたしました。
KOAは2017年から、「Local & Organic」をテーマに活動してきました。
地域の持続可能な農業を地域社会で支える仕組みとして、主に京都縦貫道沿いのオーガニック農家の農産物を京都市内の小売店に共同集荷・配送するKOA便の事業を中心に、KOA協議会として、生産者、小売業者、研究者を巻き込みながら、勉強会や研修、商談会、産地ツアーなど、様々な取り組みを実施してきました。
その道のりは決して平坦なものではなく、時にはお互いにぶつかり合いながら、しかし共通の想いとしては、これからの社会における農業と流通がどうあるべきか?と言う命題を、主に八百屋と農家とでぶつけ合いながら試行錯誤してきた5年間でした。
今回社団法人を設立した目的としては、専門的になりがちなこうした生産や流通まわりの課題やヴィジョンを、より広い層の人たちと一緒に考えるためのプラットフォームを作りたい、と言うのが第一にあります。
農家と八百屋だけで「Local & Organic」を広める活動をしていても、最終的にそれを食べるのは日々お買い物をしている消費者です。
その消費者が本当に「Local & Organic」を求めているのか?
ニーズが無いなら、ニーズを喚起するにはどうしたらいいか?
これからの持続可能性が問われる地域社会として農業と日常の食卓の関係をどう考えるか?
農家と八百屋が5年間議論してきた「問い」を、これからは皆さんに投げかけたいと思っています。
そんな想いで企画した昨日のお披露目会&交流会でしたが、このコロナの感染拡大の状況下であるにも関わらず70人以上の方がお越しくださいました。自治体関係者や大手企業、アグリベンチャー企業の担当者、更には今回法人登記をさせていただいたQUESTIONビルと京都信用金庫の皆様、そしてもちろん今までと変わらず生産者や八百屋、消費者、研究者など。
2部の交流会ではこれからKOAが活動の柱としようとしている4つのテーマについてグループに分かれてテーブルトークを実施しました。「共同物流KOA便」「企業×オーガニック」「ファーマーズマーケット」「生産者部会」
KOAは運営メンバーだけで事業を遂行していく組織を目指しているわけではありません。むしろいろんな業種の人と共に考えて、様々なプロジェクトが生まれていくようなプラットフォームをイメージしています。
とは言え、そんな組織ってどんな感じ?とメンバー自身もいまいちイメージが固まらなかったのですが、昨日のイベントがまさに初めてそのイメージが形になった場だったような気がします。
お越しくださったみなさま、どうもありがとうございました。
そしていつもお世話になっている京都信用金庫QUESTIONの皆さん、どうもありがとうございました。
最後に、一般社団法人京都オーガニックアクションメンバークレジットで括らせていただきます。
代表理事: 鈴木健太郎Kentaro Suzuki( 369商店)
理事: 伊原 彰康( アスカ有機農園)
理事: 児島ひかる( オーガニックファーム 京のべじ)
監事: 榊田 隆之(京都信用金庫)
事務局: 田村 典江(一般社団法人FEAST)
KOA便運営: 大槻 憲史(And Farm) 小谷亘( やおや ワンドロップ) 野村幸司( 野村家)
オーガニックプラットフォーム: 廣海 緑朗(みんなの地球のくらしかた) 持田 博行( アースデイ in 京都) 近藤 貴馬( 西喜商店)
これからも京都オーガニックアクションをよろしくお願いいたします!
代表理事 鈴木健太郎
(photos by 片山 大(坂ノ途中) ありがとうざいます!)